この部屋、ごちゃごちゃしてる!と感じさせてしまう主な理由は何でしょうか。
スッキリ整然とした部屋で生活したいと願っているけれど、何から手をつければいいのか困っている・・
そう感じている人は、自分のお部屋の写真を撮って客観的に見て、何が原因で部屋が散らかって見えてしまうのか、一度考えてみましょう。
その問題が特定されたのなら、あとはそれを直すだけです。
理想の部屋の雰囲気(例えば開放的で、整然として、静寂で、落ち着けるような感じなど)と、
理想と今の自分の部屋の雰囲気のギャップを少しずつ埋めていくことで、より整えられた環境を作ることができますよ。
そしてこれから紹介することを意識しながら片づければ、スッキリしたお部屋になることができます。
床がほとんど見えない
何かの理由で、床がほとんど見えないと、すっきりとした印象が出にくいです。
「足の置き場がない部屋」「おもちゃ箱をひっくり返したような部屋」という表現があります。
これらは、さまざまなものが置かれているために、床がほとんど見えない状態を指しています。
床が見えない理由
- 家具が多すぎる
- カーペット類の敷き物が多すぎる(その玄関マットは本当に必要? マットを処分すると得られるメリットもある)
- 床のあちこちに物が乱雑に積み上がっている(例えば新聞や雑誌、洗濯物)
- 本来片付けるべきものがランダムに床上に散乱
- その部屋と無関係なものがランダムに床上に散乱
壁がほとんど見えない
壁を何かで覆い隠されると、雑然とした印象を生み出してしまいます。
壁がほとんど見えない理由
- 家具(高さのある家具や幅広い家具)が壁をさえぎっている
- 絵やポスター、フレーム、カレンダーが多すぎる
- 家具の上に装飾品を多く配置している
- 家具の上に物を積み重ねすぎる
「多くの物を上手に収納したい」という願望から、すき間収納にチャレンジする人がいます。
しかし、それをやってみると、壁がさらに見えずらくなって、部屋が雑然とした印象になります。
整然とした部屋で生活したいのであれば、収納に過度にこだわりすぎずに、適度に収納することが成功へのキーとなります。
これは過度に収納にこだわる人がしがちな誤りで、結局、散らかった部屋におちいってしまいます。
平面がほとんど見えない
本来なら見えているべき平面が、ほとんど見えていないと、雑然とした印象になってしまいます。
平面とは、例えば、テーブルやデスク、カウンターの上、ベッドやソファーの上、靴箱の上などを指します。
これらは一定の広さがあって、平らな表面を持っているので、物を置くのにはちょうどいいのですが、
ここにさまざまなものを置きすぎると散らかった印象になってしまいます。
ですが、平面にできるだけ何も置かないことで物が少なくスッキリした印象を保つことができるんです。
もちろん、その面を使って作業をしているときは、多くのものが乗っているかもしれません。
ですが、作業が終わったら、その上にあるものを片付けて、何もない状態に戻さなければ、見た目がごちゃごちゃ感のある部屋になってしまいます。
この場合の解決策は非常にシンプルで、使い終わったら片付けるだけです。
平面とは、水平面だけでなく、垂直面も指しています。
冷蔵庫の扉や側面、家具の扉などに物が多く取り付けられていると、
同じように雑然とした印象を与えてしまうので、側面は可能な限りシンプルに保つようにしましょう。
垂直な面は、何かしら決まった作業に使うわけではないので、ここに色んなアイテムを付けたり、吊り下げたりする必要はないですよね。
平面を覆ってしまう理由
- 装飾品
- 作業途中の何か
- 後で片付けるからと一時的に置きたいもの(郵便物など)
- 収納スペースや収納物が保管スペースや保管家具からはみ出しているもの
- どのように置くべきか迷っているもの
特にどこに置くか決まっていないものは置く場所を決めて(目立たない場所)おくといいかもしれませんね。
物がスペースを圧迫している感じがある
書棚、棚板、カラーボックスなど、中身が一目でわかる保管家具があります。
雑誌などでは、これらを「見せる収納」と呼んでいます。
こういった、中身が目に見える家具の中の物が乱雑に置かれていたり、はみ出していたりすると、むしろ散乱感が増してしまいます。
考えてみれば、それは当然のことですよね。
「見せる収納」は、雑誌に掲載されているほど、カンタンではなく、
事前にしっかり考えたり、何かしらアクションを増やす保管方法なので、失敗して散らかることが増えることも。
収納家具ではないもの、例えば家電製品の上に物を置くこともありますね。
このような場所は、物を置くために設計されていないので、置いたり、取り出したりするのが困難です。
その結果、物を置くと、そのままになりがちです。
情報が多すぎる
情報とは、文字や色、何かの表示です。
具体的には、鮮やかな色の容器に入っているシャンプーや洗剤、店や商品の名前が大きく書かれているダンボール箱など。
情報が多すぎて、色調が他のものと衝突すると、部屋がとてもごちゃごちゃして見えるるものになります。
注意深く見てみると、身近には派手な色であふれていることに気づきます。
洗剤が入っているコンテナが落ち着いた色や中間色であることは少ないですよね?
恐らく、そのような色では店頭で目立たないからだと思います。
お菓子のパッケージもすべて派手です。
キャラクター商品も派手です。
パソコンのモニターにべったり貼られた付箋も情報です。
時計の文字盤も情報です。
気になる場所があれば隠せる場所は何かしらで覆って隠すのもいいかもしれません。
いらない情報、見るとなんだか落ち着かない情報を取り除くことで、整然とした部屋になりますよ。
物が部屋を圧迫している
大きな家具や楽器(例えばピアノ)、トレーニング器具などを部屋に置いていると圧迫感があります。
自分では、この家具は、豪華さを感じさせる、と思うかもしれませんが、
その全ては「重い印象」という一語で表現できます。
重たい感じがするものは圧迫感があって、それは不便さにつながるんです。
また、豪華だけど少し邪魔かも?と思うもの(圧迫感のある家具や物)は、
場所を取るほど大きく、重さもある物が多いです。
そして、それを捨てるのは手間がかかります。
捨てるのが難しいからといって、邪魔だということを知っていても、処分を先送りにしがちです。
ですが、それを取り除いてみると、部屋が驚くほどすっきりしますよ。
合わないものがある
「情報が多すぎる」のところでも触れましたが、置かれている物の色が一貫性がないと、見ているだけで落ち着きません。
スタイルがバラバラであっても同じことが起こります。
対照色を組み合わせてコントラストを出す色調整を、作品やファッションで試す人も多いでしょう。
ですが、意図的に色の調整をしようとしても、うまくいくことはあまりありません。
色々と集めた物が、偶然に魅力的な配色になることは、ほとんどありません。
派手な色、目立って主張しているものを外すことは、すっきりした部屋への近道です。
「生活感をなくすために、雑貨を全部同じ容器に移し替えてみましょう、かごにしまいましょう」とよく、雑誌に書かれています。
ですが、そんなことをしなくても、物がものを減らすことが一番です。
まとめ
こちらで紹介した、部屋がごちゃごちゃして見える主な理由について、あなた自身の状況と比較してみてください。
特定の何かの要素があなたの空間をつかれさせている可能性があるかどうかを調べて、それを改善しましょう。
いくつかの要素からの影響がある場合は、一つずつ解決策を見つけて進めてみてください。
得に、収納に頼りすぎることは避けてください。
これらを意識して片付けし、収納は問題の本質的な解決策にはならないことを忘れないようにしましょう。